詐欺師や偽者が多いといわれる霊能者・本物を見分けるポイントとは?

霊能者には詐欺師や偽者が多いといわれます。この記事では、霊能者を名乗る人物の中から本物の霊能者を見分けるポイントをご紹介しています。

霊能者を名乗る人物の中で、本物の霊能者などごく少数です。イメージが先行してしまっていることは事実ですが、霊能者にはどうしても詐欺師や偽者というイメージがつきまといます。しかし、霊能者を名乗って人をだまそうとする人間がこれだけ多いのですから、仕方がないことなのかもしれません。本物の霊能者にとってはいい迷惑ですが…

霊能者を名乗る者をひとくくりにしてはいけません。「本物の霊能者」がいれば、低級霊にとり憑かれた「偽者」、そして「詐欺師」もいます。

ただ、困っている人たちは、お金を払ってサービスを利用するので、偽者だったり詐欺師だったりすると大問題です。問題を抱えて悩んでいるのに、金目当ての偽霊能者に関わってしまったら被害は甚大です。

では、本物の霊能者を見極めるにはどうしたらいいのでしょうか?何か方法はあるのでしょうか?この記事では、本物の霊能者を見極めるためにチェックすべきポイントをご紹介しています。霊能者の手助けが必要だと感じている人は、ぜひ参考にしてください。

霊能者とはどんな存在なのか

霊能者

霊能者は、霊感を持ち、霊界や霊的な存在に働きかけることの可能ななんらかの力を持つ存在です。これが霊能者ですが、残念ながら「霊」や「霊能者」は科学的にその存在が証明されているわけではないので、確実な定義は「ない」といっていいでしょう。そして、当然ながら霊能者になるための資格もありません。なりたければ自分で霊能者を名乗ればいいのです。

相談をする人にとって、本物の霊能者を見極めることはとても難しいことです。

偽者の霊能者は、ただの人です。すなわち偽者であって本物を名乗る資格などありません。これは本物の霊能者にとって商売の邪魔以外のなんでもありません。

本物の霊能力者に備わっている特徴

霊能者

本物の霊能力者は、人のためになるという高い志を持っています。そのため、お金を稼ぐことを目的とはしていません。崇高な存在から、その能力を与えられたからこそ、私利私欲に走ることは許されないと理解しているのです。

霊能者にはよくオーラがあるといいますが、もちろん、実際に光り輝くオーラが見えるわけではありません。それはあくまで雰囲気です。高級霊が降りてきて、その人物に霊的な能力を授けるのだと考えられていますが、それは本物の霊能者だけがわかることです。

そんな本物の霊能者を見極めるには、感覚を研ぎ澄ます必要があります。本物を見極めるポイントはありますが、最終的な決断は、その感覚で行う必要があります。直感です。

霊的能力とまではいいませんが、私たちにも「直感」という武器が備わっています。たとえば、私たちは初対面の人に対し、直感的に「いい人そうだ」「嫌な感じ」などの感情を抱きます。この感覚を霊能者と対面する際にも生かすのです。電話やメールでは、この方法は使いにくいのですが、文章から感じられることもあります。

「なんとなく嫌な感じだな」

これも十分に直感だといえます。霊能者を利用する前に、直感を大切にすることを覚えておきましょう。

本物の霊能者は意外に普通の人

本物の霊能者は、驚くべきことかもしれませんが、意外に普通の人です。特別な能力を人のために使い、相談者の苦痛を取り除こうと常に考えています。そのため、独特な外見をしているわけでもなく、テレビに出てくるような「いかにも」な雰囲気ではありません。その所作に雰囲気はありますが、一般的にいえば普通の人です。

相談者に恐れを抱かせるようなことはない

本物の霊能者は、相談者が恐れるようなことを言ったりしません。偽者の霊能者や詐欺師は、これをやります。常套手段です。「悪霊が取り憑いていて、その悪霊がすべての悪いことの元凶だ」などということもあります。これではただの脅しです。

本物の霊能者は、基本的に言う必要のないことは言いません。相談を受け、脅しや恐れを抱かせるような言葉は避け、常に冷静に対応します。偽霊能者は、相談者を不安に陥れることで、自身の目的を遂行するうえで有利な方向に持っていこうとします。

おかしなアイテムを売りつけたりしない

本物の霊能者は、法外な値段でおかしなアイテムなどを売りつけたりしません。能力により除霊などの行為をすることはあっても、それほど高い金額を請求するわけでもありません。もちろん、お金儲けが目的ではなくても、やはり対価として最低限のお金は霊能者ももらわなければなりません。

苦痛になるような儀式はしない

どこかの新興宗教のような、苦痛になるような儀式。本物の霊能者がこのような儀式を行うことは一切ありません。悩みを相談に来ている人たちに対し、苦痛を与えていったいどうするというのでしょうか?これは偽霊能者がやることであり、犯罪に近い行為です。

特別な能力があることをひけらかす

霊能者が持つ能力は、すでに触れたとおり、与えられたものです。霊感は、もしかしたら訓練により身につけられるのかもしれませんが、霊的な存在に働きかける能力は、選ばれた者だけが持つ能力です。そんな能力があることをひけらかす霊能者がいるでしょうか?自身がどんな鍛錬をしようと、特別な能力を身につけられるわけではありません。自身で霊能力があることをひけらかしているということは、「そんな能力は備わっていない」と言っているようなものです。こういう偽霊能者にありがちなのが「歴史的人物が私に取り憑いている」などの吹聴です。ここまで来ると妄言なので、こんな人物は相手にしないようにしましょう。ただの詐欺です。

質問に答えてくれる

本物の霊能者は、相談者が説明に対して質問をしても、しっかり、わかりやすく説明してくれます。偽霊能者は、そもそも説明していることがインチキなので、相談者が質問してもまともに答えてくれません。はっきりしなかったり、まったく意味のわからない受け答えをしたりするようなら、その霊能者は偽者と考えて間違いないでしょう。

本物の霊能力者は、これまでにもご説明したとおり人格者ですから、説明を面倒がるようなことはありません。偽霊能者は、相談者が食い下がると脅したり、恐れさせたりすることでその場を切り抜けようとします。

本物の霊能者を見極めるポイント

霊能者

ここまで、本物の霊能者に備わっている特徴をご紹介してきました。これらの特徴も本物の霊能者を見極めるのに役立ちますが、もっとわかりやすいポイントがありますのでご紹介します。

偽霊能者ほど派手、本物は普通

本物の霊能者は、意外に普通の人であることはすでにご紹介しました。霊的な能力を持つことを、本物の霊能者がひけらかすことはなく、人助けをしたいと常に考えている人格者が本物の霊能者なのです。

偽霊能者はというと、人助けが目的ではなく、お金や物を得ることが目的なので、それが服装や髪型などの容姿にも表れます。きらびやかな高級時計、大きな宝石のついたアクセサリーなど、偽者ほどこのような容姿を求めます。もちろん、偽者の実際の生活は、その容姿ほど華やかではないかもしれません。しかし、明らかに本物の霊能者とはいえないでしょう。

サービス料金は適正か

本物の霊能者は、わかりやすくサービス料金を設定しています。もちろん、法外に高いわけではなく、また、不明瞭なオプション料金などを用いてサービス料金をつり上げるようなこともしません。偽霊能者は平気でこれをやります。評判のいい有名霊能者でも、意外に料金を高く設定することはありません。時間や相談内容などで上下するため、一概に言うことはできないのですが、短時間で5万や10万などというような霊能者は、偽霊能者の可能性が高いのではないでしょうか。

話し方

話し方は、比較的わかりやすいポイントです。本物の霊能力者は普通の人です。丁寧な言葉で話しますが、口数は多くありません。偽霊能者はよく話します。フレンドリーといってもいいでしょう。

結局、本物の霊能者は、人を救うことが目的ですから、アドバイスもはっきりしているのです。そんなにたくさんしゃべる必要はありません。偽霊能者は、金や物を手に入れることが目的なので、一人の「かも」を逃すまいとしてフレンドリーに接してくるのです。

また、本物の霊能者は、相談者が理解できないような難しい言葉を使うことはありません。逆に偽霊能者は、このような言葉を多用して「霊能者らしく」振る舞おうとします。これはまったくの逆効果で「私は霊能者ではない」と言っているようなものです。

本物の霊能者は、相談者に寄り添い、問題解決を目指すため、相談者がわからないことは、わかりやすいように説明してくれます。

本物の霊能者に相談する際の費用感

霊能者

霊能者に相談しているのは一般の個人だけではありません。企業や政治家なども霊能者に相談しています。しかし、いくら本物の霊能者であっても、自身がおかれている状況を解決できるかどうかはわかりません。本物の霊能者の中にも、それほど能力の高くない人はいるからです。お金もどれだけ払えばいいのか、今ひとつよくわかりません。

霊能者の鑑定を利用するにはいくらかかる

誰もが信頼できると評判の霊能者に相談したいと考えていますが、いくらかかるのかわからないので、多くの人がすぐにあきらめてしまいます。基本的に個人を相手にする鑑定相談がもっとも安く、企業や団体の場合は、かなり高額になるようです。先ほど、本物の霊能者は法外な料金設定をしたり、不明瞭なオプション料金を設定したりすることはないというお話をしましたが、やはりよく知られている本物の霊能者ともなると、庶民が「法外」と感じるほどの料金をとっていることもあるようです。このあたりは感覚の問題なので難しいですね。

ただ、有名な霊能者の中には、メールや電話によるリモート鑑定を行っていることがあり、このような場合は往々にしてサービス料金はリーズナブルです。数千円程度で利用できるサービスも多いので、直感的に「チャンスだ!」と思えるようであれば、鑑定を依頼してみてはいかがでしょうか?

霊能者との相性はあるのか

霊能者

いくら良い霊能者であっても、相談者と相性が合わないケースが出てくる可能性はあります。こればかりはなんとも言えないところがあるのですが、「事前に調べたうえで直感を信じる」としか言えないでしょう。

それでも、本物ではない霊能者を選んでしまうリスクはあります。しかし、ここまでにご紹介してきた本物を見極めるポイントを押さえていれば、外す可能性はそこまで高くないと考えられます。「外したな」と感じたら、残念ですがすぐに気持ちを切り替えましょう。偽霊能者の鑑定に長々付き合っても、何も得るものはありません。ただ、ご自身で、なぜこのような偽霊能者を選んでしまったのか、考えてみることはとても重要です。

霊能者に鑑定を依頼する際に注意すべきこと

霊能者

霊能者に鑑定を依頼する際は、注意すべきことがあります。まずは事前にしっかりリサーチすること。その霊能者がどんな案件を得意にしているのか、これを調べておくことは本当に大切です。

霊能者の専門外のことを相談しても、実になる結果は得られません。私たちのような一般個人でも、霊能者の専門性についてはしっかりつかんでおくと、的確なアドバイスを得られるでしょう。

近年はメールや電話を通してサービスを提供している霊能者が増えていますが、メールの場合は特に、文章力が重要なので注意が必要です。文章力がないと、伝えたいこと、聞きたいことが、霊能者にしっかり伝わらず、まったく的の外れた回答が来ることがあるのです。文章力に自信がない場合は、電話を利用したほうがいいかもしれません。しかし、電話を利用する際は時間勝負になるので、メモを用意するなどして、聞いておきたいことを整理しておくことが大切です。

まとめ

霊能者

本物の霊能者を見分けるポイントや、本物の霊能者が持つ特徴についてお話ししてきました。本物の霊能者は、普通の人であり、人格者です。外見は普通ですが、雰囲気はあります。偽霊能者は欲があるため、それが外見にどうしても出てしまいます。これらを踏まえ、あとは直感を信じて霊能者を選びましょう。